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視察
4月16日(木)
宮崎市観光振興議員連盟による宮崎港現地視察がありました。 今回の視察の目的は、先日の宮崎市観光振興議員連盟例会でも議題になりました宮崎港の利用業者でもある八興運輸㈱所有のRORO船と宮崎カーフェリー所有のカーフェリーを見ることと、現在の海運事業者の実情を聴く事です。 RORO船とは「ROLL ON ROLL OFF SHIP」の略でトラックやトレーラーなどの車両を自走で搭載できる貨物船のことです。 平成13年に約15億円で購入されたRORO船ですが、全長121メートル、総トン数2,187トン、速度18ノットで宮崎港~細島港~堺泉北港を貨物を積んで走っています。 視察中もトレーラーヘッドにつながれて船内に運ばれてきた貨物が、コンテナ部分だけ船内に降ろされては次々とコンテナを運び込んでいました。 現在の不景気で貨物の量も減ってきており、当然会社としてもできるだけ多くの荷物を積んで走るほうが効率が良いのですが、工業製品の出荷量と比例して貨物量も減っているようです。また昨年の燃料費の高騰では約3倍に燃料費が上がったため大変だったようで、今後環境面からも海上輸送を強化する施策として、港に物流センターの設置を要望したいとのことでした。 宮崎カーフェリーもオーシャンドームの閉鎖以降利用客が減少する中、知事ブームで何とか食い止められているのが実情のようです。 これまで宮崎県内では日向細島港の歴史が長かったためか、まだまだ宮崎港に対する県民の認知度が低いようで、今後PRを強化し修学旅行生の獲得等努めていきたいとのことでした。 実際行政側の対応ですが、県も市も総合交通に対する支援体制が、組織を見てもまだまだ脆弱のようです。 陸・空・海と交通網がある中で、空の便以外は宮崎県は全国的に見て後進県です。せっかく国土交通大臣が誕生したにも関わらず幻に終わったりと、交通の問題を考えました時に一人の地方議員として悲しい気持ちになります。 我々議員は現場が抱える問題をしっかり理解し、それをどうやって解決していくかが大事な仕事であることを自覚した視察でした。
by Saito-Ryosuke
| 2009-04-20 17:09
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